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  1. 仙台市議会 1996-04-19
    都市整備建設協議会 本文 1996-04-19


    取得元: 仙台市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-24
    1:                 ※協議会概要                         開会 午後1時42分                         閉会 午後3時05分 2: ◯委員長  引き続き、協議会を開会いたします。  まず、平成8年度組織改正についてでありますが、各局より順次、報告を願います。 3: ◯加藤都市整備局次長       〔資料2「平成8年度組織改正について」に基づき説明〕 4: ◯加藤建設局次長       〔資料2「平成8年度組織改正について」に基づき説明〕 5: ◯下水道局次長       〔資料2「平成8年度組織改正について」に基づき説明〕 6: ◯委員長  ただいまの報告に対し、何か質問等はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 7: ◯委員長  次に、都市整備局より報告願います。 8: ◯参事都市計画課長  新用途地域につきまして、御報告申し上げます。これまで法の改正によります新用途地域の指定の内容等につきまして、御説明してまいりましたけれども、おかげさまで昨年度末の3月29日に告示になっております。これを受けまして、4月1日発行の市政だよりと一緒に、新用途地域パンフレットを各戸に配布してございます。それから新しく用途の地域図──皆様のお手元にございます資料3でございますが、これができ上がりましたので、委員の皆様にお配りするものでございます。後ほど御参照いただきたいと思います。 9: ◯委員長  ただいまの報告に対し、何か質問等はありませんか。 10: ◯八島幸三委員  ちょっとわからないので教えてほしいんですが、計画したものをこの計画ではだめなので変更したいというときには、どういう手続で変更するものなんでしょうか。 11: ◯参事都市計画課長  まず、今回のものにつきまして、都市計画法改正に基づく用途地域の変更を行っております。その他一般的な都市計画につきましては、必要な事象が出た段階で内部的に市、もしくは県のそれぞれの都市計画の部門と協議をいたします。それから都市計画審議会に、例えば仙台市の都市計画審議会、さらには県の地方都市計画審議会にお諮りいたしまして、それから国の認可をいただく形で、いろいろと進めておるところでございます。 12: ◯八島幸三委員  そうしますと、青葉山一帯について、例えば西道路が開通して、また上に相変わらず都市計画道路があるんですが、本当につくる必要があるのかという問題もあるでしょうし、それから青葉山の保全の問題もあると。それと交差する鶴ケ谷荒巻青葉山線、あるいは長町折立線などいろいろあるんですが、本当にこのままにしていいのかどうか。どうせやらない部分については、削ってもいいんではないかと思うんです。それからここの緑に塗られている、例えば第1種低層住宅専用地域、第2種低層住宅専用地域がこの青葉山に──今青葉の森公園として進めているところが第1種ですか、そして地図上の下の方に、ゴルフ場を囲むような形で第2種低層住宅専用地域になっているんですが、私もこの地図をちらっと見せていただいたんですが、家が全然ないところをこういうふうに指定してあるのは、この地域だけかなと思っているんですが、これもそれこそ外してしまうと言ったらおかしいんですけど、理由があってこういう形になっているんでしょうか。
    13: ◯参事都市計画課長  第1点の青葉山地区、それから外環状線といいますか、この関係につきましては、委員御指摘のように現在青葉山一帯のあり方ということで、いろいろ検討を進めているところでございまして、これらにあわせながら道路網整備を今後進めてまいりたいと考えております。  それから第2点の青葉山一帯におきます1低層、あるいは2低層について、なぜやるかということでございますけれども、これはやはり昭和44年の段階から既に色塗りがなされておりまして、当時の分については私は関知しておりませんけれども、一定の広がりといいますか、今後の開発性といったものを見た上、あるいは既存集落等のものがありまして、多分このようなものになったのではなかろうかと思っております。 14: ◯八島幸三委員  そうすると、これは貴重な自然として残した方がいいと行政とかが考えたときに、いろんな手続を踏まえて変えることは可能だということですよね、当然ね。 15: ◯参事都市計画課長  ただいまの件につきましては、一定要件等がそろった場合がひとつ考えられるかと思いますが、既存のものができ上がっているものを直すということになりますと、いろいろ問題が出てこようかと思います。したがいまして、その辺につきましては、その地域方々のいろんな意見等をいただきながら総合的に考察していくものと思っております。 16: ◯八島幸三委員  そうなんでしょうけども、この青葉の森はいいですよ、仙台市が整備するということになってますから、ここに変なものが建ってくるということはないでしょうからいいんですが、この下のゴルフ場を囲むようなところは、結局都市計画道路がそれぞれ鶴ケ谷荒巻青葉山線長町折立線、こういったものが線引きされているからこういった形で残っているのかなと思うんです。道路必要性があるのかどうかの検討も必要だとさっきおっしゃってましたし、だとすれば同じような感覚で、土地の利用の仕方についても検討できるのではないかと思うんですが、しつこいようですがもう一度お願いします。 17: ◯参事都市計画課長  まさしく委員おっしゃるとおりだと思いますので、これにつきましては道路網とあわせまして、検討してまいりたいと考えております。 18: ◯委員長  次に、建設局より報告願います。 19: ◯緑政課長  それでは、資料4の平成8年度新緑祭の開催について、御説明申し上げます。仙台市におきますこの行事は、4月29日がみどりの日となった平成元年度からでございまして、最初東北地方建設局、あるいは宮城県と共同開催しておりました。その翌年の平成2年からは単独開催ということでございますけれどもみどりの日の集いとして、平成4年度からは新緑祭と名称を変えて、市民方々の緑への意識の高揚を目的として毎年実施しているものでございます。これまでは4月29日のみどりの日の1日だけで行っておりました。今回は前回までの反省から、1日だけというのは時間的に短く、市民へのPRが十分でなかったということもありまして、より多くの市民の御参加をいただきたく、今回は4月27日土曜日から29日月曜日のみどりの日まで、3日間行うこととしております。時間はいずれの日も午前10時から午後6時まででございます。場所は勾当台公園市民広場でございます。  内容でございますが、初日の4月27日は午前10時から記念式典を行います。式典では杜の都緑化基金へ寄附をいただいた方、公園施設の修繕や寄附等で御協力いただいた方、それから公園愛護協力会、あるいは花壇コンクールに10年連続して御参加いただいた団体等合わせまして27団体に感謝状を贈呈することとなっております。そのほか記念植樹を行います。なお、期間中3日間とも、先着100名の御来場者にサザンカの苗木をプレゼントすることとしております。  次に、緑化啓発関係でございますが、モデルとなる庭や生け垣を展示するほか、緑化相談といたしまして、相談員による緑一般の疑問にお答えすることとか、花の寄せ植え、花を長持ちさせるポイントなどをアドバイスすることとしております。さらに、展示物といたしまして、花壇コンクール絵画コンクール入賞作品、あるいは名木・古木の写真、環境パネルなどを展示するほか、来場者パンフレットを配布したり、アンケート調査もあわせて行う予定としております。  また、会場では苗木や花苗、さらには山の幸を販売するほか、うどん・そばなどの軽食コーナーを設けまして、祭り気分を盛り上げたいと思っております。  以上が新緑祭概要でございます。委員皆様方には先日郵便にて、4月27日の式典への御案内を申し上げております。どうか御来場いただきますことをお願い申し上げまして、終わります。 20: ◯参事八木山動物公園長  八木山動物公園ゴールデンウイーク特別行事等について御説明申し上げます。平成8年度のゴールデンウイークの対応につきましては、来園者利便性を配慮するとともに、環境教育の一環として、特別行事を実施する計画をしております。その概要について御説明申し上げます。  園内の臨時的な対応でございますが、一つは5月3日から6日までの4日間、小中学生に無料開放したいということでございます。それからもう一つ開園時間の繰り上げでございますが、4月28日、29日、それから5月3日から6日までの計6日間、従来は9時開園でございましたが、30分繰り上げまして8時30分の開園としたいということでございます。なお、4月30日と5月7日は定期休園日でございますので、休園させていただきたいと思います。  それから、園内特別行事でございますが、実施期間は5月3日から6日までの4日間でございます。コーナーとしては私ども園で実施するのは二つございまして、それに仙台公園緑地協会チャリティーコーナーでございます。一つは楽しく遊ぶ体験コーナーというのを8カ所設けてございます。今年度は「シカの身になってみよう」と「フクロウと遊ぼう」というのが新たに加わってございます。それから、見て学ぶコーナーは4カ所ございます。この中で「ウンチはどうなるの?」というのがございます。園内に行きますと、臭いという来園者が非常に多いわけですが、私ども動物園の飼育の担当者は、臭気が動物健康管理に非常に役立っているわけでございます。そういうことで、排せつ物も非常に多うございまして、現在公害処理センターにお願いしまして、特殊なコンテナがございまして、農協の高砂センターで引き取っていただいているということでございます。このコーナーは、リサイクルの過程をパネル写真等で紹介すると同時に、仙台市農協さんの御協力によりまして、完熟堆肥をこの4日間で2トン車で2台分ほど配布したいと考えております。それからチャリティーコーナーについては、ここに書かれたとおりでございます。それで収益金の一部を世界自然保護基金日本委員会の方に御寄附いたします。  それから、ここにはございませんが、周辺の交通対策でございます。実は、南警察署交通課地域課を中心に、関係者協議をしながら、周辺の交通対策を講じてまいりたいと考えております。従来は南団地から正門まで平成3年から5年間シャトルバスを走らせておったんですが、ほとんど利用者がないということで、今年度は廃止させていただきたいということでございます。なお、平成2年に整理の仕方を抜本的に変えまして、その変えた結果、交通局で従来何十台と臨時バスを走らせておったんだそうですが、平成2年から全然臨時バスを走らせる必要がなくなったということで、3年からシャトルバスをそのかわりにということで、運行したわけでございますけれども、先ほど申したように利用者がほとんどないということで、ことしからは廃止させていただきたいということでございます。 21: ◯委員長  ただいまの報告に対し、何か質問等はありませんか。 22: ◯鈴木繁雄委員  道路中央分離帯にいろいろ植栽をされてますね。あれがこれと直接──別な方でお話しすればいいのかもしれませんけれども、せっかく緑のテーマですから、御検討いただきたいんですよ。中央分離帯植栽は、今まで一生懸命やってきたと思うんですね。とにかく緑を多くしようという姿勢で来られたのは、私は大変結構だと思うんです。ところが、スパイクタイヤからスタッドレスになって、融雪剤をどんどんまいて、環境がかなり変わってきたと思うんです。それで簡単に言うと、緑の残酷物語みたいなもので、木を植えたところにどんどん排気ガスがかけられて、融雪剤がかかって、春になると枯れてるのが随分あるので、あれをただ植えかえればいいというものではないのではないかなという気もしてきているんですよ。やはり植栽の限界というのもあるんじゃないかなと。例えば高速道路なんかも融雪剤で、トラックでかけられたものが全部枯れてるんですね。高速道路道路公団でやればいいんですけど、市内の中心部とか、排気ガスの多いところ、そして融雪剤を丁寧にまいていただくところ、そういうところで大分、中央分離帯とか道路側帯植栽残酷物語になっておるようなので、その辺をどうしたらいいか、ひとつこの機会に当局で御検討をお願いしたいということでございます。 23: ◯嵯峨サダ子委員  街路樹剪定についてお伺いしたいんです。この管理はどこで行っているのか最初にお伺いいたします。 24: ◯建設局長  街路樹につきましては、各区でおのおのやってございますので、各区の建設課二係の方で季節を分けながら剪定枝抜き等を実施しております。毎年やってございますので、特にお気づきの点があった場合には、区役所へぜひお願い申し上げたいと思います。 25: ◯嵯峨サダ子委員  その区役所の担当のところで、例えば専門の資格を持った方が担当されておられるのでしょうか。あれば、どういう資格を持った方でしょうか。 26: ◯建設局長  おのおのの区役所にも本庁で緑地行政をやった人間も配属されておりますので、専門的な立場としても実施しているという感じをいたしております。いずれにしましても委託業務でございますので、積算は区役所でやりまして、当然造園業者方々が実施するものですから、勝手に変な枝を切らないで必要最小限にとどめて木を愛しながら、余分な分を切るというのが原則でございますので、そういう処置をしておると理解しております。 27: ◯嵯峨サダ子委員  そうしますと、資格を持った方はいらっしゃらないと受け取ってよろしいですか。例えばこういう資格とはっきりおっしゃっていただきたいんですが。 28: ◯建設局長  造園職で職員として入ってきた者もいますので、そういうふうにすれば資格というふうに理解できるのかなと。私ども地方公務員でございますので、行政職という形で一般的に入るものですから、おのずとそういう中身で資格を取って入ったと理解してよろしいんじゃないかと考えてございます。 29: ◯嵯峨サダ子委員  そうすると緑政の事業にかかわる点では、全然専門的な知識がないというわけではないということですね。それでは、例えば造園士資格を持っているのかどうかだけ、お伺いいたします。 30: ◯建設局長  例えば、おのおの測量士とか何かという話とは別の形の資格というのでちょっと違うと思うので、役所としての行政職として当然入ってきているわけですから、その中で土木職とか、あるいは造園職という立場で入ってきておりますが、おのずと基礎的な学力を十分有しているという判断の中では、資格と読めるかなというお話を申し上げたわけで、免許を取ったのかとか、どうのこうのという話になると、これは別でございます。これは委託業務でございますので、それなりの造園のプロフェッショナルにお願いしながら、枝抜きとか剪定をやるものですから、どういう意味合いでの委員おっしゃることは私もちょっと理解しかねますので、もう少し詳しくいただければ、あるいはわかるようなお話もできるかなと思います。 31: ◯委員長  私からも御照会申し上げます。資格の話なんですが、さっき剪定の話から資格の問題が出てましたので、資格意味合いを少し鮮明にしていただきながら、質問していただけると、よりかみ合うかと思いますので、その辺よろしくお願いします。 32: ◯嵯峨サダ子委員  私も認識が浅いかなと思いますので、その点はおわびを申し上げます。  実は何を言いたいのかといいますと、せっかく植えた街路樹を大切に市民の財産として、引き継いで守っていくために、しっかりとした樹木に対しての知識を持った方が担当されて、専門の業者に仕事としてお願いする場合と、一般職の方で専門的知識の全くない方が携わる場合と、そこで随分大きな開きがあるという点で、その辺詳しくお聞きしたかったということなんです。具体的に話を申し上げますと、これは直接市の管理ではないんですが、この東二番丁通りを行きますと、河北新報社前のイチョウ並木がございますけれど、イチョウ並木がかなり古木になっているんです。しんどめをかなり──見た目はぼっつり切ったような感じで、木に詳しい方が見ると、なぜあんなふうなみっともない切り方をしたのかなと。それと、余り剪定をきつくやると、後から伸びる枝も伸びられないというやり方をしているんじゃないかという、抗議に似たようなことが寄せられたものですから。 33: ◯建設局長  町の中の街路樹と申しますのは、皆さんがよく鉢植えで育ててる木がありますけれど、枝を剪定しないで、あのままにするとかえって死んでしまうわけなんです。限られた範囲からの養分の吸い上げで、合成作用養分を分解しながら育つわけで、全部生やせばいいというものではなく、逆に委員おっしゃるような状況でありますと、枯れるという問題が出るわけです。養分がない中で葉ばかり育てていった場合に、枯れるものですから、逆に必要な分については養分に見合ったような感じで、枝抜き等をしないと長もちしないのが現状なんです。したがいまして、余り伸びてもちょっと困るもので、町の中の街路樹については、特にそういうことに気をつけながら剪定して、要するに均衡状態を保っていった方がよろしいんだと思いますけど、そういう中で育てていき、保持していくという格好を基本的な考え方として持っております。したがいまして、余分な枝については当然冬季に枝おろしするのが原則でございまして、まだ養分を吸い上げておりませんので、休眠期間に処理するという形で保存していくというのが、私どもの考えでございますし、当然講習会等をしながら、そういう業者の指導等もあわせてやっておりますので、先ほどの専門的なお話も当然あったようでございますけど、一般的な市民の方が見ると大変と思うことが逆によいわけですので、その辺は御質問された方に直接、家で木を植えてやっていただくと大変ありがたいんです。これも一つの杜の都をつくるための皆さん協力になるわけですから、どういう立場でどうなのかということを実験的に木を植えてやっていただけば、本当にありがたいなと思っておるわけでございます。ただ、私の方は町の中の街路樹は、限られた範囲でやってるということは、お忘れなく御理解いただきたいなと思っております。 34: ◯池田友信委員  みどりの日にちなんで、この新緑祭ということですから、緑を愛するということも当然PRするんですが、仙台市として杜の都という看板を掲げている以上、仙台の緑に対する考え方を、どういうふうに理念を持って広げていくかという考え方もPRすることが大変重要だと思うんです。ですから、ぜひ新緑祭の中で──私は初日は上京するからいないものですから、29日には来たいと思うんですけど、仙台市の緑の考え方、あるいは杜の都についての考え方を含めてぜひPRしていただきたいと。そこで、街路樹の問題が今出ましたが、街路樹考え方──特に今まで仙台市はあの通りに行くとあの街路樹があって、春を感じるとか、あの通りを歩くと秋を感じるとか、非常に固定されてきた部分と、それがなくなってきたという部分があるんです。我々議員は選挙のことを考えるんですね。市役所の前のモクレンの花が咲くときに、非常に思い出があるんです。一般市民市役所の前のシロモクレンに非常に思い出があって、いいモクレンだったなと、あれはどこへいったのかなということと、工事しているから、あれを一時撤去したけど、あれを戻さないのかなという声も聞くんです。それともう一つは昔の話ですと、広瀬橋宮城野萩通というか、ミヤギノハギが両方から出てた非常に秋を感じる通りがあったんですが、それがなくなったのが非常に残念だと。若干一部残ってますが、そういったハギの名所とかがあったんですが、そういうことが新しい工事によって一時撤去すると、後でそれを復活するということがないような部分が非常にあるんです。そういうことについて、街路樹の特色をどういうふうに守っていくか、あるいは育てていくかということもこれから考えないとならないと思うんですが、そのモクレンはどうなったのか、ちょっと聞かせていただけますか。 35: ◯緑政部長  市役所前のモクレンに関しましては、非常に強い方の植物ではございませんでした。最後に1本だけが、最初だけのものになりましたけれども、何回も植えていきましたけれども、やはりなかなか育ちにくいという結果が出ておりましたものですから、そのとき工事の際に、それではということで御検討なされてケヤキの方にかえると。やはり庁舎の前でございますから、大きな緑を見せようと、こういう配慮のもとで移植したわけでございますが、榴ケ岡の前の公園管理事務所のところに一応移植してみました。ところが、3年目まではもちましたけれども、その後急な天候の変化によりまして、枯れたということで、今1本かその辺が生きてるということでございます。 36: ◯池田友信委員  街路樹考え方もそうなんですが、移植の時期の問題とか、ヒマラヤスギなんかは移植する時期が全くまずかったんじゃないかと、こういうふうな指摘もされているんですが、今現在ある、先ほど局長言われたように、街路樹キャパシティーのことを考えていくと、それ以上大きくすると枯れてしまうと。では今のキャパシティー、水が入る、栄養が入る部分を現状のままにしておくことがいいのか。植栽を大事にしてキャパシティーを広げていって、大きく育てるように改造した方がいいのか。その辺は今の状況ですと、キャパシティーとか環境そのものを変えないで剪定をするというような、ある程度の一定しか育てないよと、こういう考え方なんです。施設が先なんですね。先ほど鈴木委員が言われたように、中央分離帯状況は、下の舗装と縁石のところの部分の土だけによって植栽を植えるということですから、夏は水を補給しないと当然枯れますね。ですからほとんどタマツゲ中央分離帯で枯れてるというのは、下の構造が全然育つような構造になってないんですね。道路があって、縁石をつくって、その縁石縁石の間の土だけで育てるということですから、当然あれでは造園業さんを育てるようなものであって、あれではちょっとまずいなと。もっと植栽に適した環境に逆に変えていくと。ケヤキ並木のことを考えていったら、もっともっと舗装の部分を鉄の網目にするか、ふやしていくようにして植栽を重視したものにしていかないと、私は剪定に頼っていくようでは、本当に木を守っていく、育てていくという形になるのかなと感じるんです。 37: ◯建設局長  大変御心配いただきありがとうございます。私どもの定禅寺通あるいは青葉通ケヤキにつきましては、5年ごとに樹勢とか根の状態を調査してきております。その中では、先ほど私が申し上げたような土地環境の中での育成というのは、かなり難しい状況に来ていると。先ほど委員の、季節感がなくなってきているのではないかというお話がございましたけれど、それも一因にあろうかと考えてございます。その中では検討していただいている先生方の御意見といたしましては、このままではやはり枯れる状態が必ず来るというお話も伺っております。しかし、貴重な市民の財産でございますので、これを何とか保存していかなければならないということで、既に代替木としても106本ほど仮植しながら、今育成させておる状況でございます。これは全体を一度にかえるわけにはいかないと考えてますので、樹勢の悪いものから順次かえていった方がいいかなということを今検討してございまして、いずれにしましても、5年に1回ずつ見ていただいている先生方の御意見も今後十分聞きながら、時期的にもどこなのか、そういうことも含めて守っていかなければならないなと。現実には杜の都仙台ということ自体が──従来は屋敷林として仙台の旧市内の部分が全部緑というイメージがあって、そういうふうな状況が生み出されてきたわけですが、戦災によって既に焼失し、緑は公園とか街路樹とかに変わってきているのが、現在の町の姿でございますので、私どもといたしましても、この街路樹あるいは公園にある木については、大事にしながら育てていきたいと考えてございますし、当面の考え方としましては、ケヤキをどうするかという問題については慎重に考えながら、市民の合意を得ながらやっていかなければならないと。現実には神木的なイメージで見られる方々がかなりいらっしゃいますが、逆発想でございますので、逆に言いますとそれが枯れる原因に結びつくと私は危機感を持っております。したがいまして、適宜、適正な時期に若木、勢力のある木と交換しながら、並木を守っていきたいというのが私どもの今の考えでございます。なお、これについてはいろいろ議論があろうかと思いますけど、その節は委員の御意見等をいただきながら、守っていきたいと考えておりますので、御理解いただきたいと思います。 38: ◯委員長  以上で、報告事項関係を終了いたしました。  この際、当局から報告を受けた事項以外で、皆様から何か発言がありましたら、お願いいたします。 39: ◯八島幸三委員  初めに、下水道局にお伺いします。愛子の下水道の計画ですが、今の計画の中で進められているわけですが、聞くところによれば、上愛子に入るところでしょうか、あの先熊ケ根橋の手前付近まで計画の中にはあったと思うんですが、どうもその計画が変更になったようにお伺いしているんです。どういう状況なのか、まずお伺いします。 40: ◯下水道局長  下水道の区域拡大につきましては、昭和63年に下水道整備エリアマップを作成いたしまして、それに基づいて順次拡大を図ってきたところであります。しかし、汚水処理をする施設といたしまして、農業集落排水あるいは合併浄化槽等がございます。これらにつきまして、区域拡大に当たりまして、さらに効率的整備をするにはどうすればいいかということで、関係局が集まりまして、3月に第1回の会議をやっておりますけれども、汚水処理適正化構想をつくるということで、ことしの8月を目途に、そういうことをすると。その中には、財政サイドも入りまして、進めていきたいと思うわけでございます。今後、それらの合意形成が図られたものにつきまして、鋭意整備を進めていきたいという考えでございます。 41: ◯八島幸三委員  そのほかの地域についてもああいったような調整区域のようなところも、今言ったような農業集落排水事業なのか、あるいは合併浄化槽なのかも含めて、8月ごろまで手法について検討していくと理解してよろしいんでしょうか。 42: ◯下水道局長  そのとおりでございます。 43: ◯八島幸三委員  ぜひ早く検討をお願いしたいと思います。いずれにしても、今盛んに工事をやってて、その先の家の計画から、どうあるべきか見直しだということで、私たちは取り残されるのかなという不安を持っているのも事実だろうと思いますし、幾ら金をかけてもいいんだという論理にはならないわけですから、できるだけ効率的にどういった形で下水を普及していくかということで御検討されているのは大変結構だと思いますので、お願いしたいと思います。  ただもう一度あの地域に戻りますが、あの地域でひかり苑という福祉施設をつくるということで、当時あそこで農業用水を使って農業をやっている人たち──ひかり苑の排水について、当分の間農業用水の排水路に流すと。近々、こういう計画でこっちの方にも下水が伸びてくるので、2年ぐらい我慢してもらえば何とかなりますからという形で説明をしたとお伺いしているわけですが、その経過からすると、例えばことしの8月までさまざまな検討をなされてやっていくというときに、時期的な問題としては、余り問題にはならないものなんでしょうか。 44: ◯下水道局計画課長  今の策定構想委員会の方で、そういうふうな区域拡大について、整備手法についての検討を行っておりますが、そういう仙台市としての課題というのもかなり上がってくるのかなと私も思っております。そういう意味で委員おっしゃったひかり苑等の問題も、仙台市の課題として委員会にかけて、検討してまいりたいと思っております。また、そういう時期的な問題も、あそこはコミュニティープラントということで、話をお聞きしますと整理組合等の話もあるようですから、十分認識しておりますので、それを踏まえまして検討委員会の方で検討していただくようにお願いしてまいりたいと思っております。 45: ◯八島幸三委員  多分、文書に書いたとかでなくて、口頭でこういう形でやりますからぜひ御協力くださいみたいな形になってるんだろうと思いますから、いずれにしろ、そういう状況であっても、地元の人たちとのお約束という形だろうと思いますので、ぜひ極力守られるような形で進めていただければなと思います。その場合、例えば今までの計画どおり下水の事業として進める場合は、今の計画の延長線ですから、余り問題ないのかもしれませんけども、例えば農業集落排水事業とか、あるいは合併浄化槽としたときに、そういった場合には時期的なずれはないですということを今言ってましたから、その場合にあそこに流す──合併浄化槽にしろ、あるいは農集にしろ、どこかに流さなければならないわけですから、そうするとあの地域は河川の改修も同時に進められていて、そっちの方がまだ十分進んでいないような感じをしているわけですが、そういった場合には特に問題は起きないものなんでしょうか。 46: ◯下水道局計画課長  正確な意味での、その辺の検討はまだしていない状況でございますが、あの辺の地形なり、住宅の張りつけ、河川の状況等々を見ますと、下水道が今市街化区域の目いっぱいまで入っておりますから、当然熊ケ根まで3.3キロくらいの距離でございます。そういう意味では下水道の方から申し上げますと、すぐ幹線に入るわけでございますので、そういう意味で河川等々の公共水域の問題はなかろうかと考えております。あとは、農業集落排水事業でやろうとすれば、ある意味では処理場というような形も場合によってはあるのかなと。農業集落排水事業と、場合によっては新しいメニューもあるようでございますので、その辺の検討については今後していかなければならないと思いますので、それについては、我々としても正確に調べてはございません。単独合併浄化槽については、基本的には河川の公共水域ということだけじゃなくて、道路の沿線に家が張りついているわけでございますから、そういう意味では道路の側溝等に流すような形になるのではないかなと。場合によっては農業用用排水路とか、そういうこともあろうかと、そんなふうに考えております。 47: ◯八島幸三委員  多分、その場合に課長もおっしゃったように、農集の場合は、比較的大量に流れるということがありますから、例えばそれなりの河川とか、あるいは新しい方法もあるとかと言ってましたので、そういったことで考えられるとしても、例えば合併浄化槽をそういう地域にしていった場合に、比較的傾斜があるような地域であれば、側溝でも水の流れがそれなりに流れていく。ところが平坦地で、あるいは少しよどみがあるような場所になってくると、そこに合併浄化槽の水が流れていくと、梅雨どきみたいにしょっちゅう雨ばかり降っているようなときなら比較的いいのかもしれませんけれども、なかなか雨も降らない、大体側溝も乾いているのがほとんどですから、そういったときに、そういうようなものが流れていくことが本当にいいのかどうかという問題もありますし、そういう点では例えば合併浄化槽という手法をとるとしても、10軒とか20軒とか一緒になるような形で、水の量を大量に、しかも例えばそこら辺の側溝ではなくて、農業用水路とかあるいは河川に流す方法もあるんでしょうか。 48: ◯下水道局計画課長  その辺の、委員おっしゃった御指摘の内容についても、今後検討委員会の方で、十分議論されると思っておりますが、ただ私ども委員今おっしゃったように、まず前段のところの道路等に流しますと、上愛子というような区域を考えれば、基本的に排水が整備されてないところについては、ある意味では場合によっては排水路等にたまるということも起きるのかなと、そういう意味での心配はしております。それ以外、河川の方まで流すような方法が将来考えられるかということがあるわけですが、その辺の雨水整備はこれからということもありまして、そういう意味ではかなり時間がかかるのかなと、そんなふうに考えております。 49: ◯八島幸三委員  いずれにしましても、冒頭言いましたように、ひかり苑との関係もありますし、ぜひこの地区については、8月まで庁内でいろいろ御検討なさるんだと思いますし、その結果を踏まえながら十分議論する中で、どういう方法を選ぶのかを決めていただきたいと思います。またあわせてこの問題は、ほかの地域にも広がってくる問題だと思いますから、そういう点では地形の問題とか、いろんな問題、それぞれその地域によって違うんだろうと思いますし、私が言うまでもなく、やってますと言われるだろうと思いますけれども、ぜひその地域にとって本当によかったなという下水ができるようにお願いしたいなと思います。  次に、もう1点ですが、建設局にお伺いしたいんです。実は、この間の予算の特別委員会でうちの石田議員が質問しているんですが、例の宮教大から青葉台までの歩道の整備と街灯問題です。あそこで答弁いただいているのは、あそこの住民の人たちの安全を確保するために歩道と街灯をつけるんだという御説明だったわけですけれども、だとすると、あそこを夜間ある程度利用する人は、宮教大までバスが来ますよね──青葉台までのバスもあるんですが、本数は宮教大までの方が圧倒的に多いですから、あそこから歩くことを想定してるんだろうと思いますが、だとすると、あの歩道と街灯は奥の青葉台の入り口のところまで行くような計画になるんでしょうか。 50: ◯建設局長  一応、おっしゃるようなかかわりに予定しておったわけです。 51: ◯八島幸三委員  あそこにゴルフの練習場があって、駐車場を挟んで使ってるんですが、あれはもちろん市の土地ではないんですよね。もしつくるとすれば、山の方に入りながら、歩道を整備していくという形になるんでしょうか。 52: ◯建設局長  交差点のちょっと手前あたりで大体終わりの予定での整備です。したがいまして、青葉の森の上の部分で今回は終わりという形になってございます。したがって、委員おっしゃるようなゴルフ練習場の中までは考えてございません。 53: ◯八島幸三委員  ただ、あそこに住んでいる人たちの交通上の安全を守るということだとすれば、夜歩く人は青葉台の人しかいないんですよね。だとすれば、あそこまで歩道をもっていかなければ──確かにあの区間は身の安全を守られるかもしれないけれど、あれ以降、ゴルフ練習場も含めて奥まで行かないと、青葉台の方まで入れませんから、その間は身の安全が守られないという形になると思います。余り言いませんけど、ただそういう問題があるのかなと思うんです。  もう一つお伺いしたいのは、街灯は1灯300ワットでしたか、十何灯か何十灯か立ってますけれども、一般的に町の街灯──この間石田議員も言ったんですが、一般の町の道路の街灯40ワットで、おおむね50メーターぐらいの間隔で、そういうような明るさと、あの明るさはどのぐらい違うものなんでしょうか。  もう一つは、住宅地の明るさと、ああいうところの明るさの違いを決めるのに基準があるんでしょうか。 54: ◯建設局長  一般的には道路照明については、照明設置基準に従って、路面の場所、暗い部分に何ルクスという形をとって設置するわけでございますけれども、たまたまあれは道路照明よりポールが低いものを使っておるようなんです。沿道的な要素でやった関係もございまして、通常の道路照明より若干低い関係もあって、光る範囲が狭められた形の照明になっておるようなんです。現実としましては、道路でやっている照明基準には若干合わないかもしれませんけれども、沿路としての機能を基本に考えたものですから、ああいう形の設置になったように理解をしております。したがいまして、委員おっしゃるように、10時以降はバスが手前でストップして、あそこを歩かなければならないものですから、奥の方に下宿等がありまして、それからあのような山の状態でございますし、いろんな不慮の事故があっても困るという問題がございまして、防犯上必要だということで、地元からも設置要請が参っておったわけでございますし、それから余り使わない部分については、現在たしか28灯か29灯つけたと思いますけど、半分か3分の1くらいに残して、11時以降朝まで消す格好で、3本置きとかに節電しながら利用しておるというのが基本的な考えでございます。 55: ◯八島幸三委員  基本的には私は、あの手法は納得はできないんですが、余りやりとりしてもしようがありませんから、やめておきますが、今後の問題として相当明るくなるだろうという印象があるんです、あの間隔ですから。鬼首の国道で、水銀灯じゃなくてナトリウム灯にかえたというような新聞報道がありましたけれども、昆虫に影響をできるだけ少なくするようにということで、ナトリウム灯にかえたと。そうすることによって、影響度が30%ぐらい落ちるという報道だったんです。本当は譲りたくないんですが100歩譲って──撤去して40ワットなり60ワットの電球で、町の中と同じぐらいで私はいいと思うんですが、でも100歩譲ってあのままだとすれば、ナトリウム灯にかえるということも不可能なんでしょうか。 56: ◯建設局長  配線と安定器との関係もいろいろございますので、当面はあの形にさせていただきたいと考えております。したがいまして、夜間は先ほど申し上げたとおり、3分の1に減灯していくという考え方で進めてまいりたいと考えております。 57: ◯八島幸三委員  ナトリウム灯にするということは、特別何か装置が必要になってくるわけですか。まあ、わかりました。いずれにしろ、どれぐらい昆虫なんかに影響があるのかどうか、私もよくわかりませんし、ぜひそういう状況の中で調査をしていただきたいと思います。その辺の結果によって、再度検討していただくことをお願いするかもしれませんけど、どういう影響があるか、調査していただきたいと思いますが、そういったことについてはどうでしょうか。 58: ◯建設局長  山の中にも結構街灯があるわけでございますね。白沢の峠越えにも当然街灯をつけてますし、私の近くにもございます。確かに朝になるとカブトムシとかがいて、スズメが捕食している状況を見かけますけど、例えば池とか沼とかあって、そこに昆虫等が集まる状況があればちょっと問題があるかもしれませんけど、恐らく白沢の峠越えの道路とも本当に遜色ないような形じゃないかと考えております。現実には、大きな昆虫が集まる状況には私は理解しておりません。しかし、おっしゃる御質問の趣旨もございますので、どういうものかは、結果的には朝早く行かないとわからないわけでございますし、現実には電柱の周りにガ等がくっついているかもしれませんけど、下に落ちているものは恐らくないのではないのかなと考えております。私どもの近くは確かに山にもなっておりますから、その辺はうちのあたりの街灯と同じような状況なのかなと考えております。 59: ◯八島幸三委員  昔は除虫灯ですか、蛍光灯みたいなもの、田んぼにつけたりしているのを覚えてますけど、確かに虫がいっぱい集まってきて──私はよくわからないんですが、専門家にもお願いしながら、調査をしていただきたいと思うんですが、私が聞いた話は、セミは成虫になってからはえさを食べないで、産卵をして死んでいくんです。その生殖能力が落ちているんだという話をしていた人がいたんです。そのまま死ぬんじゃなくて、そういったような影響があるんですよと言ってました。そういったことがむしろ重要なんですと言ってた人がいたんですが、これからつけて明るくなったときに、どのくらいの影響があるのか、私は調査をする必要があると思いますので、お願いしたいと思います。  それから例えば、山でもあるし、それなりの照明をしないと足元が見えないんだという局長の話もあったんですが、例えば同じようなことが、むしろ今度逆に、住宅地に近いところで、例えば一方は住宅地なんだけれども、一方は山になってて、雑木がかぶるような形になってて、そこには相変わらず40ワットの電球がついてるんですが、電球がついているのか、ついていないのか全くわからないところがあるわけです。そういうところに対して、我々もぜひ200ワットとか300ワットにしてもらえませんかということをお願いしに行くんだけれども、それはなかなか難しいんですという話があるんですが、今後そういうところについては、照度を200とか300に上げていくという手法を考えていくんだと理解してよろしいんでしょうか。 60: ◯建設局長  道路照明につきましては、必要な場所については40ワットということは申し上げておりません。これは80にも上げて、必要な場所はもっと必要なものをつけます。そういう中で運用上も整理してございますので、今特に年間1万人以上の死亡事故という実態もございますので、それと照らし合わせながら、現地調査の上考えてまいりたいと考えております。 61: ◯嵯峨サダ子委員  都市整備局にお伺いしたいんですが、先ごろ古紙資源回収業者の2社が悪質な建築基準法違反、都市計画法違反で同業者から告発されているという話を聞いてますけれど、違反の内容を具体的にお聞かせください。 62: ◯開発審査課長  都市計画法におきましては、都市計画法29条の許可を取らないで、調整区域に建築物を建てたということでございます。建築基準法におきましては、無確認の建築物だということでございます。 63: ◯嵯峨サダ子委員  そうしますと、どちらも届け出なしということですよね。 64: ◯開発審査課長  都市計画法におきましては、届け出ではございませんで、無許可の工事でございます。 65: ◯嵯峨サダ子委員  その業者と建築している場所について、お聞かせください。 66: ◯開発審査課長  2カ所ございまして、1カ所は泉区の実沢字広瀬川橋向1の2ほかであります。もう1カ所は仙台市宮城野区岩切字稲荷158ほかということになっております。泉区の件につきましては、敷地面積約3,000平米、宮城野区のものにおきましては、約2,780平米ということになっております。  それから業者名でございますが、泉区のものにつきましては、株式会社仙台リサイクルセンター。宮城野区のものにつきましては、株式会社斎孝、代表取締役斎藤孝三ということになっております。 67: ◯嵯峨サダ子委員  市が違法建築をキャッチした時点、わかったのはいつごろでしょうか。 68: ◯開発審査課長  これはどちらも通報によるものでございまして、昨年の12月に造成工事が行われているという通報がございました。そこで昨年の12月の末に、指導に入ったわけでございますが、建物は絶対に建てないということでございましたので、その時点ではそういうことで終わったわけでございますが、ことしの年末年始の休み明けにパトロールしたところ、建物が建っていたということで、直ちに工事停止命令、使用禁止命令を、建築基準法に基づいて出したところでございます。その後、都市計画法に基づく是正指導もたびたび行ってまいりました。それから改善計画書の提出についても、泉区の場合には2回提出させておったわけでございますが、その裏づけがなかなか改善計画のとおりになっておりませんで、4月15日に是正勧告書を出したところでございます。宮城野区のものについても、同様に指摘したわけでございますが、同じく4月15日に是正計画書を提出させて、今検討しているところでございます。 69: ◯嵯峨サダ子委員  その是正計画は、どういう内容でしょうか。 70: ◯開発審査課長  泉区のものにつきましては、代替地を探して、特に工業系の代替地を探しまして、そこへ移転したいということで何カ所か候補地を提案されたということでございます。宮城野区のものにつきましては、施設を建築物でないものの範囲まで撤去したいという是正計画でございます。 71: ◯嵯峨サダ子委員  現状は、それぞれどうなっているのでしょうか。 72: ◯開発審査課長  泉区のものにつきましては、現状も是正されておりません。移転の候補地ということで選んできたところを裏づけしたところ、売買の契約等の事実は認められませんでしたので、15日に行政処分に入ることを含めた勧告書を出したわけでございます。宮城野区のものにつきましては、5日間の猶予を置きまして、22日に現地へ行って指導して、一定の猶予期間を置きまして、それが履行されない場合には、同じような中身の指導をしていかなければならないと考えております。 73: ◯嵯峨サダ子委員  今おっしゃられた勧告どおりに、もしならなければ、どういった処分を考えていらっしゃるのでしょうか。 74: ◯開発審査課長  行政手続法に基づきまして、行政処分を暫時進めていかなければならないと思っております。 75: ◯嵯峨サダ子委員  暫時進めるという中身を教えてください。 76: ◯開発審査課長  行政指導の段階が終わりますと、行政処分へ行くわけでございますが、まず聴聞から入りまして、弁明の機会の付与、それから都市計画法81条に基づく監督処分に入っていきます。その中で命令、処分の公示、電気・ガス事業者等への協力の要請、それから告発、最後に行政代執行ということになるわけですけれども、今のところまだ聴聞の段階にも入っておりません。 77: ◯嵯峨サダ子委員  教えていただいたわけですけれど、とにかく許可なし、無届け、本当に悪質きわまりない件ですよね。これまでに大分時間が経過してきているわけですよね。何度か指導を行ってきたということなんですが、もっと早い段階で厳しい措置をする必要があったのではないかと思うんです。その点はいかがでしょうか。 78: ◯都市整備局次長兼指導部長  先ほど来御説明しているとおりでございまして、是正に至るまでには、例えば泉区の方でございますと、約3,000平米以上の大きい土地でございまして、工業地域あるいはそれに準ずるところを見つけるとなっても、右や左にすぐ見つかるような状況でもございませんので、是正計画をもとに監視してきたところでございますけども、情報も入っていると思いますが、中で営業していたと。これではなかなか周りに対する指導もよくないということで、先ほど申しましたように、勧告を出しましてこれから強めていくところでございます。  さらに宮城野区の方は、22日に現地へ行きまして、建築物のある部分の解体等を含めて、強く指導していく所存でございます。 79: ◯嵯峨サダ子委員  私も調べさせていただいたんですが、同業者の方から見ますとこんなことが許されていいのかと、これならやり得じゃないかとまで思うほどの悪質な違法なんですよ。しかも、宮城野区の斎孝の場合は、農地を転用して、偽って今回のような建築をしているという事態でございますし、それから二つの会社の社長が、仙台市再生資源事業協同組合のどちらも理事長、副理事長という責任ある立場にある人物なわけです。ですから社会的にもこういった行為が許されるはずがないと思います。その中でぬけぬけと操業までやっているという事態ですから、絶対に許されることではないと思います。今操業をストップさせて、とにかく厳正な処分をやる必要があるのではないかと思いますが、その辺再度お伺いします。 80: ◯都市整備局長  私どもも、今嵯峨委員がおっしゃったような気持ちでおります。昨年の暮れに通報があってから、区役所並びに本庁連携いたしまして、工事停止命令の執行とか、あるいは操業停止の勧告とか連続して建主、事業主に、その中止あるいは是正を働きかけてまいりましたけれども、これ以上待つのも、先ほど言いましたいろんな影響がございますので、行政処分に入るべく是正勧告の処置をいたしまして、引き続き監督処分あるいは最終的には告発も辞さないというつもりで、取り組んでまいっておりますので、今しばらくお時間をお借りいたしたいと思います。 81: ◯委員長  ほかにございませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 82: ◯委員長  なければ、これをもって協議会を閉会いたします。...